MY GARDENING LIFE 一行日記+

住宅街の小さな庭で野生の生き物と親しむホームビオトープを手作りしています。

旧暦睦月十九日 風鎮

「ふうちん」は掛け軸などが風で揺れるのを鎮めるものです。ずっーーーと前に片方なくして、絶対に必要なものでもないし、そのうちに出てくるだろう・・・と放置したまま10年以上。今日ダイソーへ蝶の冬眠箱の材料を探しに行った帰りに、お気に入りのリサイクルショップへ立ち寄ると・・・売ってたんですよね、風鎮。ところが値段がありません。(安ければ欲しいんだけどなあ・・・値段聞いてから止めるというのも勇気が要るしなあ・・・どうしようかなあ。)「あの〜すみません、この風鎮お値段ついてないんですが・・・」聞いてみるだけは聞いてみようと勇気を出して声をかけたら、若いお兄ちゃんがやって来て、ケースから取り出して「ああ・・・これですか?これねぇ、いくらぐらいするもんですか?」と。えっ、私に聞くの?!!骨董屋の親爺さんみたいなこと言うハンサムボーイでありました。「ああ・・・500円ぐらいだったら買おうかなあ、と思ったんですが・・」と言ったら「じゃあ500円で(^^)」と。無地のオニキス、房は化繊で、中古ならそんなものだろうと思ったのですが・・・。

はたして私は、損をしたのか?得したのか?帰宅してすぐさまネットオークションで相場を確かめた私であります(笑)。調べてみると風鎮の世界、奥が深いです。ピンからキリまでありますねえ。凄いです。たとえばここhttp://www.kakejikuren.com/accessory.htmlとか。観るだけでもうっとり(^^)。現実に戻ると、500円の風鎮、房がクシャクシャです。これをまっすぐに戻さなければなりません。どうするかといいますと、ヤカンにお湯を沸かして、口から出る蒸気にクシャクシャの紐を近づけます。しばらくすると、あ〜ら不思議、紐はまっすぐに(^^)。親世代は毛糸のセーターをほどいてはこうやって「ゆのし」して編み直しをしていたんですよね。

新しい風鎮を、床の間の掛け軸ではなく(我が家の床の間は物置になっています)玄関ホール(笑)の色紙額(掛け軸になっているタイプ)にかけると、玄関が少し引き締まったように感じます(嬉)。色紙は今は梅です。外の梅はまだ咲いていませんが、家の中では綺麗に咲いて、小鳥が蜜を吸いに来ています。

ところで、ネットで調べていたら・・・風鎮の紫の房は仏事で使われることが多いとか・・・本当?どうしましょう。やっぱり私は安物買いのなんとやらかもです(^^;)。