梅の蕾が一輪だけほころびました。
梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪
今日はまさにそんな暖かさでした。
通院以外に外出しない母を、今日は梅一輪ほど昨日よりは暖かいからお出かけしよう、と言って駅前のデパートへ連れ出しました。
古布の木目込み人形展があったのです。"京都くろちく"さんの美しい木目込み人形と細やかな吊るし飾りをどうしても母に見せたくて。もう京都まで行くことは叶いませんからね。目の正月ができたと喜んでくれました。よかったよかった(^^)
↑絵葉書のお雛様は今回の展示の目玉、江戸ちりめんの木目込み人形です。江戸ちりめんの落ち着いた色あいが上品でいいですねぇ。
売り場変わって、ベビー・子ども用品売り場の一角でも雛人形の展示がありました。こちらは華やか。コンパクトな親王飾りが多かったです。雛壇の花と言えば「左近の桜、右近の橘」ですよね。ところが展示されていた雛人形の半分くらいは「紅梅、白梅」でした。ちょっと驚いたので調べてみたら、御所の御常御殿のお庭を模しているようです。納得!
ちなみに左近の“桜”は元々は“梅”だったってご存知でした?