MY GARDENING LIFE 一行日記+

住宅街の小さな庭で野生の生き物と親しむホームビオトープを手作りしています。

睦月廿四日 ちりめんの椿

この時期の母の口癖は「お水取りが終わるまでは油断したらアカン。薄着したら風邪ひくで。」です。この「お水取り」とは東大寺二月堂の修二会をさし、「二月堂の本尊十一面観音に、練行衆と呼ばれる精進潔斎した行者がみずからの過去の罪障を懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要」(Wikidata)のことです。本行にはいる前に造花を作る「花拵え」があり、その時に作られる椿の花を「糊こぼし」といいます。それを真似てちりめんで作りました。

右の椿は父がタネを蒔いて苗を作ってくれたものです。この春初めて咲こうとしています。どんな花か楽しみです。