MY GARDENING LIFE 一行日記+

住宅街の小さな庭で野生の生き物と親しむホームビオトープを手作りしています。

マユミ最後の一葉。おススメ『一年は、なぜ年々早くなるのか』。

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マユミの木の葉が最後の一枚になった。今年もあと10日余り。気持ちは焦るがイマイチやる気が出ない。とりあえず外回りから(笑)と庭に出る。物置周辺を片付けていたら、お隣の奥さんが、「月が替わるだけなのに、なにやら忙しいね」と。そうか、年が替わると思うから焦るのだ、月が替わるだけかあ・・いい言葉だ(爆)。さらに奥さんは「もう今年はなにも(=大掃除など)せえへんつもり、カレンダー換えるだけ(笑)」と言う。うっ、常日ごろ綺麗にしている人は余裕だなあ。

あっという間の一年だった・・・を実感する今日この頃、つい手にとってしまった新書が『一年は、なぜ年々早くなるのか』(竹内薫)。物理学専門のサイエンスライターが書いた科学エンタテインメント・・・らしい。素養がない私にはじゅうぶん難解だった。でも、面白かった~。あちこち脱線しつつも、章の終わりにはまとめがあり、さまざまな仮説が提示され、検証されていく過程は心地よい。物理、生物、脳科学、哲学といったさまざまアプローチがあるので好きなところから読んで見るのもあり、サイエンスコラムだけを読むのもあり、色々な読み方が出来る。物理が超苦手な私には生物からのアプローチが実感をともない理解し易かった。アンケートを実施し統計的に結論を出すのではなく、一つ一つのアンケートから時間が年々早くなる理由を読み取ろうとする姿勢が個人的には好きだ。アンケートの結果(グラフと表)とインタビュー記事に大半を割き、ロクな分析も考察もなく、結論が先にありきの某書よりは100倍読み応えがあった。おススメ☆4つ。